それもどうかと

しばらく前から話題になってる『事業仕分け』。
その中で、スパコンの予算が大幅に削られた件で、世界のスパコン1位になってる某企業に勤める知人から話を聞いたんですよ。
そうしたらその知人からは
「先が見えている現行のコンピューティングシステムのレベルアップを図る為に大金を投じるよりは、次世代コンピューティングシステム（DNAコンピューティングとか）の開発の方に予算を振り分けた方がいいんじゃないかな」
と冷静なお言葉をいただきまして。そうか、確かにそうだよなぁ……と納得していたわけなんですよ。
（まあ、その肝心な新コンピューティングシステム開発予算がきちんと通ってるのかどうかすら知らないようなアホの子な私が納得してもどうしようもないのでアレですけどね）

ところが。

先ほどネットでこんなニュースを見つけまして。
スパコン「凍結」せず…菅戦略相、仕分け見直し

……もうどうでもいいです、こんな脊髄反射だけでやってる作業なんて……orz
いや、元々夢も希望も持ってはいませんでしたが。

もちろん、本当に不要な事業とかもあるわけですから、そのあたりの仕分けはしっかりしていただければそれでいいのですが、このニュースの内容を見る限りでは、必要か不要かを見分けるカギになるのは、事業案提出者側のプレゼン方法だけだっつーことになっちゃうじゃないですか。
これじゃ、結局口先三寸で丸め込んでしまった者勝ちであり、仕分け者側は丸め込まれる程度の人材だって言ってるのと一緒ですよ。
そんなこと、率先して実行させてる側の人間が言っちゃいかん。
政治家としてのセンス以前に、上に立っている人間としてのセンスがなさすぎるのではないでしょうか。

ほんと、何事もなく4年が過ぎる事を心の底から願ってやみません……
あと、GXロケットはともかく、固体ロケットの開発関連の予算突っ返して来たら本気で恨むからね。