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ヒゲの偉い方のサイトで刺青が消えずに残る理由についての話が出ているのを拝読しまして。
職業柄ふと気になったので、ちょっと考えてみました。

皮膚というのは上から順に表皮・真皮・皮下脂肪層の3層に分かれています。→モデル図
で、表皮の一番底には細胞基底膜(細胞基底層)という、新たな細胞を生み出す部分があって、ここで作られた細胞が28日(某メーカーさんの最新理論によると50数日)で垢となって剥がれ落ちるわけです。
これを表皮のターンオーバーと言います。
しかし、真皮と皮下脂肪層はこのターンオーバーが行われず、老廃物はリンパ管を通じて排出されます。
ということは、細胞基底膜よりも下に、体内で生分解されず且つリンパ管を通らないほどのサイズの物体(色素)を埋没させれば、その物体はそこに留まるのではなかろうかと。

ちなみに表皮の厚みは0.2ミリ、サランラップと同じぐらいです。
真皮や皮下脂肪層よりも下にある筋肉を通っている血管の色が透けて見えるくらいですから、表皮下に色素を入れても発色を阻害する事はないかと思います。

漫画『機動警察パトレイバー』の最終話で、主役の泉野明の頬を掠めた銃弾の火薬の跡が残るという描写がありますが、あれも同じメカニズムかなぁと思ってみたりします。





そういえば、似非科学としてよく言われる『コラーゲンを経口摂取しても消化分解されたら意味ない』というアレ。
最近はメーカー側もそういう指摘に対応できるような商品作りをしているわけですよ。

<メーカーからの説明の例>
コラーゲンは消化器官でアミノ酸へと分解され、体の各部分に運ばれます。で、運ばれた先で再びコラーゲンへと組み立て直されます。これがコラーゲン生成のメカニズムです。
しかし、基本的に人間の体というのは生命維持に必要な部分に優先的に栄養を回す仕組みになっていて、肌というのは内臓や骨格に比べれば優先順位は大幅に下がるわけです。
また、吸収→生成のプロセスの間にはかなりのロスが発生します。
つまり、肌までしっかりとコラーゲンの素となるアミノ酸が行き渡るように摂取量を増やすのと同時に、生成を手助けする成分も同時摂取しなければなりません。
そこで、この商品には、コラーゲン+コラーゲン生成促進成分の両方をいれてあります。
ついでに、コラーゲン生成をより一層促すビタミンCの摂取もオススメですよ。

メーカーからは具体的な臨床例のデータなども回ってきたりするので、ある程度までは事実なのだと思っていますが……たまに被験者数が明示されてない資料を出してくるメーカーとかあったりすんだよなぁ……


これ以上はいろいろとアレなので、今日はここまで!
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